IBM 405
詳細情報
- 開発元
- IBM
- 発売
- 1934年
- 種類
- パンチカード式タビュレーター
- プログラミング
- プラグボード
- 速度
- 毎分100枚強
数字だけでなく文字も印字できたタビュレーター。IBMが15年にわたって食いつないだ機械。
405型アルファベット式会計機は1934年に登場し、事実上IBMの製品ラインのすべてだった。カードの束を読み込み、選んだ欄をカウンターに加算し、小計付きで結果を印字する。その動作を決めるのはプラグボードで、オペレーターがカードの桁と印字位置のあいだにパッチコードを差し渡す。つまりプログラムは物理的な物体であり、取り外して壁に掛けておき、次の仕事の番が来たら戻すものだった。
新しさは名前に表れている。それ以前のタビュレーターは数字しか印字できず、合計には十分でも、名前が要る給与計算には役に立たなかった。文字を印字できるようになったことで、統計を計算するだけの機械が、記録を保管できる機械に変わった。時機も奇跡的だった。1935年に米国の社会保障制度が始まり、2600万人分の勘定を管理する必要が生じたのだ。IBMはこの契約を取った。機械は売らずにレンタルで出したため、個々の405が元を取ったあとも収益は入り続けた。