ホレリス式統計機
詳細情報
- 開発者
- ハーマン・ホレリス
- 発表
- 1890年
- 種別
- 電気機械式集計機
- 後継
- Tabulating Machine Company → IBM
1890年の米国国勢調査を集計した機械。社名の変遷をたどると、IBMになる。
1880年の国勢調査は手作業の集計に8年かかり、次の調査に間に合わなくなりかねなかった。そこでハーマン・ホレリスは、個人の情報を1枚ずつカードに穿孔する方式を考えた。カードをばね仕掛けのピンの列に押し当てると、穴の位置のピンだけが水銀の入った小さな受け皿に届いて回路が閉じ、計数ダイヤルが1目盛り進む。分類も同じ工程で行われ、該当する仕分け箱の蓋が跳ね上がった。
集計時間は大幅に短縮され、ホレリスは1896年にTabulating Machine Companyを設立した。同社は1911年にComputing-Tabulating-Recording Companyへ合併し、1924年にInternational Business Machinesと改称した。IBMの80桁パンチカードは1970年代まで使われた。一方で、同種の機械がナチス・ドイツの住民登録にも使われたという暗い歴史がある。