Hydra(ファイル転送)
FidoNetのメーラー向けの双方向ファイル転送プロトコル。1本のモデム回線で、送信と受信を同時に行えた。
モデムは全二重だが、ZMODEMが実際に使うのはほぼ片方向だけだった。一方向にデータ、逆方向には短い確認応答だけだ。2つのノードがメールを交換するとき、これは通話時間の無駄遣いだった。Hydraは1990年代初頭にアルイェン・レンツと、FrontDoorの作者ホアキン・ホムリグハウゼンが書いた。両端が同時にフル速度で送信でき、転送中にシスオペ同士がチャットすることまでできた。
発想自体は新しくなく、JanusやBiModemも似た試みをしていたが、Hydraが最も広く採用された。ネゴシエーションはEMSI経由だ。分単位で課金される大陸間回線では、時間を半分にすれば電話代も半分になりうるので、それだけで十分な理由になった。