hpwm
詳細情報
- 開発元
- Hewlett-Packard
- 公開
- 種別
- X11ウィンドウマネージャ
- 後継
- mwm
1980年代後半にHewlett-Packardが作ったX用ウィンドウマネージャ。その立体的な枠をOSFがMotifの顔に選んだため、mwmは実質的にhpwmの改名版である。
HPは1988年頃、X11用の独自ウィジェットセットとともにhpwmを作った。両者に共通するのは、明暗の縁取りでボタンや枠を平らな画面から浮き上がって見せるという一つの発想だ。タイトルバーは左にウィンドウメニュー、右に最小化・最大化を置く配置で、これはPresentation Managerから借りたものだった。HPはこの案をMicrosoftと共同でOSFに提出した。1989年にOSFがMotifをまとめる際、プログラミングインターフェースにはDECのXUIを採り、ユーザーが実際に目にする部分はすべてHPのルック&フィールとウィンドウマネージャを採用した。
そのためmwmとhpwmはほぼ同じプログラムで、枠もアイコンボックスも設定ファイルもよく似ている。HPは独自路線を続け、hpwmにワークスペースとフロントパネルを加えてVUE用のvuewmにした。これがCDEのdtwmになった。hpwm、mwm、vuewm、dtwmという系譜のおかげで、1990年代の商用Unixデスクトップのほぼすべてが、HPに根を持つ一つの家系によって描かれていたことになる。