Honour All Cards(全カード受入れ規則)
同じロゴのカードを一種類受け入れる加盟店は、そのロゴの付いたカードをすべて、コストにかかわらず受け入れなければならないという、カードネットワークの規則。
顧客サービスのように聞こえるが、実際には価格の話である。プレミアムのクレジットカードや法人カードは、通常のデビットカードよりはるかに高いインターチェンジ手数料がかかり、加盟店は請求書が届くまでその差に気づかない。この規則がなければ、加盟店は最も高コストなカードを断れてしまい、イシュアは加盟店のお金でポイント還元を賄えなくなる。
米国ではウォルマートなど数千の小売業者が、デビットとクレジットの受入れを抱き合わせにしているとしてVisaとMastercardを提訴した。2003年の和解は約30億ドル規模で、加盟店はどちらか一方だけを受け入れられるようになった。EUの2015年のインターチェンジ手数料規則はさらに踏み込み、利用者への告知を条件に、消費者デビット、消費者クレジット、法人カードというカテゴリー別に受入れを選べるようにした。