ヘンリク・ジガルスキ
詳細情報
- 生誕
- 没
- 代表的業績
- ジガルスキ・シート
- 国籍
- ポーランド
エニグマを破ったポーランド人数学者3人のうちの一人。名を冠した穿孔シートの考案者。
ジガルスキは、ポズナンで数学科の学生向けに開かれた秘密の暗号講習からマリアン・レイェフスキ、イェジ・ルジツキとともに選ばれ、暗号局(Biuro Szyfrów)に採用された。レイェフスキがエニグマの内部配線を復元すると、問題はその日のローター設定をいかに速く見つけるかに移り、1938年にジガルスキが貢献する。格子状に穴を開けたボール紙のシートである。
シートをライトテーブルの上で重ねると、有効なローター設定が成り立つ位置だけ光が通る。計算を一つもせずに数万通りの位置をふるい落とす機械的な篩だった。この方法は、ドイツ側の変更に対して「ボンバ」より長く耐えた。ジガルスキは1939年にルーマニア経由でフランスへ、のちにイギリスへ逃れ、下位の暗号に携わり、戦後はイギリスで数学を教えたが、ブレッチリーの中枢には迎えられなかった。