ハーバード・マークII
詳細情報
- 作成者
- ハワード・エイケン
- 公開年
- 1947
- 種別
- リレー式コンピューター
- 前身
- ハーバード・マークI
エイケンの2台目の機械。浮動小数点演算ができ、自分を二つに分割することもできたが、今はリレーに挟まった蛾の逸話で記憶されている。
マークIIは米海軍のために作られ、1948年にダールグレンの海軍試験場に納入された。マークIが全長に伝動軸と歯車を持っていたのに対し、マークIIはすべてリレー式で、その数約1万3000個。2進化10進数の浮動小数点で動作し、プログラマーが小数点を手で追う手間を省いた。加算には約0.125秒かかった。機械は二つの半分に分かれ、一つの問題に共同で当たることも、二つの問題を同時に走らせることもできた。
1947年9月9日、操作員たちはパネルFのリレー70に挟まった蛾を見つけ、ログブックに「バグが見つかった最初の実例」という書き込みとともに貼り付けた。ただ「バグ」を故障の意味で使う例は、エジソンが1878年に使うなど、当時すでに少なくとも70年の歴史があった。だからこそこの一行はジョークになる。ログブックはスミソニアン博物館にある。