グイド・ベルトーニ
詳細情報
- 所属
- STMicroelectronics
- 代表的な業績
- Keccak(SHA-3)、スポンジ構造
SHA-3コンペを制したハッシュ関数Keccakの4人の設計者の一人で、イタリアの暗号研究者。
ベルトーニがSTMicroelectronicsでハードウェア向け暗号に取り組んでいた2007年、ジョアン・デーメン、ミカエル・ペーテルス、ジル・ヴァン・アッシュと共にスポンジ構造を発表した。内部状態が入力をブロックごとに「吸収」し、必要な量の出力を「搾り出す」仕組みである。MD5、SHA-1、SHA-2の土台であるメルクル=ダンガード構成とは決別しており、構造上、長さ拡張攻撃を受けない。
この発想に基づくKeccakは、2012年10月にNISTに選ばれ、2015年にFIPS 202でSHA-3として標準化された。チームは同じ路線で、より高速なKangarooTwelveなどの研究を続けている。四人のうち一人が大学ではなく企業にいたことは設計にも表れており、Keccakはシリコン上で並外れて安上がりだ。