GPON
Gigabit Passive Optical Network。家庭向け光ファイバー(FTTH)で主流の技術である。事業者のOLTから出た一本のファイバーを、光スプリッターが電源なしで分岐させ、多数の家庭のONT/ONUに届ける。下り約2.5 Gbit/s、上り1.25 Gbit/sを最大64加入者で共有する。
仕組み:「パッシブ(受動)」とは、局舎と家庭の間に能動的な機器がなく光スプリッターだけがあるという意味で、安価で信頼性が高い。下り通信は全員に放送され(加入者ごとに暗号化)、上り通信はTDMAで順番に送る。帯域は共有なので、実効速度は近所の利用状況に左右される。加入者ごとに専用ファイバーを引くアクティブEthernet(ポイントツーポイント)とは異なり、そちらのほうが高価である。後継のXGS-PON(対称10 Gbit)が現在展開中だ。事業者側の装置は局舎のOLT、利用者宅にはONTが置かれる。多くの国で「光ファイバー」の裏にある最も一般的な技術である。