Geneve
Generic Network Virtualization Encapsulation ― VXLANの後継を目指す、柔軟なオーバーレイトンネリングプロトコル(RFC 8926)。L3アンダーレイ上でL2フレームを運ぶが、VXLANにはないメタデータ用の拡張可能なTLVフィールドを持つ。
動機は、VXLANのヘッダーが固定で余地が乏しいこと。Geneveは可変長の「オプション」(TLV)を加え、SDNのコントロールプレーンがセキュリティポリシーやテナント情報などのメタデータを各パケットに載せられるようにした。VMware、Microsoft、Intelなどが主導し、VMware NSXとOpen vSwitchでデフォルトのオーバーレイとして使われている。VXLAN同様にUDPでカプセル化され、共有の物理インフラ上でマルチテナントネットワークを実現する。トレードオフとして、ハードウェアオフロードの成熟度はVXLANのほうが上だが、プログラマブルなネットワークではGeneveの柔軟性が勝る。VXLANやNVGREと並ぶNVO3(Network Virtualization Overlays)ファミリーの一員だ。