IT用語集 › ハードウェア › FPB(Flash Patch and Breakpoint)

FPB(Flash Patch and Breakpoint)

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-11-03

フラッシュ上のコードにハードウェアブレークポイントを提供するCortex-Mのユニット。デバッガが7個目を拒む理由もこれで説明がつく。

PCでは、GDBはコードにトラップ命令を書き込んでブレークポイントを置く。フラッシュでは、セクタ全体を消去して書き直さなければ同じことはできない。FPBはこれを迂回する。命令フェッチのアドレスを監視する少数のコンパレータが、一致した時点でコアを停止させる。コード用のコンパレータはCortex-M3/M4に6個、M0には多くても4個ある。データアクセスの監視は別のユニットであるDWTが担当する。

コンパレータが尽きるとエラーになるか、プローブがこっそりフラッシュを書き換える。SEGGERはこれを「無制限のブレークポイント」として売り出している。名前の後半の「フラッシュパッチ」は、フラッシュ上のワードをRAMの値に差し替える機能で、製造後にROMコードのバグを直すための仕組みだった。コードを隠すのにも便利だと判明し、のちのコアでは削られたが、名前だけが残った。

← 用語集に戻る