Fialka
詳細情報
- 所有者
- ソビエト連邦
- 公開年
- 1956年
- 種類
- 電気機械式ローター暗号機
冷戦のほとんどの期間、ワルシャワ条約機構の通信を担ったソ連のM-125ローター暗号機。
Fialka(ロシア語で「すみれ」)はEnigmaの発想を取り入れ、その有名な弱点を直した。ローターは10個で、それぞれ30の接点を持ち、隣り合うローターは逆方向に回る。Enigmaのプラグボードの代わりにパンチカードを使い、出力は紙テープに印字された。Enigmaと違って文字がそれ自身に暗号化されることもあり、ブレッチリー・パークが頼った手法を封じた。
1950年代から1990年代まで、ソ連と複数の東側諸国で使われ、文字体系に合わせた各国版があった。詳細は秘密のままだったが、ベルリンの壁崩壊後に収集家市場に実機が出回り始めた。西側の暗号解読に対して実際どれほど耐えたのかは、今も公表されていない。