ファックス(Fax)
詳細情報
- 考案者
- アレクサンダー・ベイン
- 公開
- 1843年(特許)
- 種類
- ファクシミリ伝送
紙を読み取り、音にして電話回線へ流し、相手側で同じ紙を印刷する機械。
発想は意外に古い。アレクサンダー・ベインが電気式の「複写電信」で特許を取ったのは1843年、電話の発明より数十年前である。20世紀前半には電送写真が報道写真を運んでいたが、オフィスの机に一台ずつ置かれるようになったのは、1980年にITUが勧告したG3規格(T.4とT.30)以降、1980〜90年代のことだ。
ファックスの実体はスキャナとプリンタを一つの箱に収めたものにすぎない。原稿を1行ずつ読み取り、修正ハフマン符号で圧縮し、一般の電話回線に変調して送る。受信側は復調して、多くは感熱紙に印刷する。電子メールとPDFでほぼ用済みになったが、紙の署名に法的効力が残る医療や行政の現場では、今なお粘り強く生き残っている。