イベントグループ
各ビットが「これが起きた」を表すビットの集合。タスクはそのうち一つ、複数、あるいはすべてが立つまでブロックして待てる。
タスクが一つの事象を待つだけなら、セマフォで十分である。しかし、Wi-Fi接続、時計の同期、設定の読み込みという三つがそろって初めて動き出せるネットワークモジュールは、三つの条件を同時に待たなければならない。イベントグループは、各ビットがフラグになった整数である。生産側は自分のビットを立て、待つ側はマスクが一致する(いずれか、またはすべて)までブロックする。
FreeRTOSがイベントグループを導入したのはバージョン8(2014年)で、ティック型が32ビット幅なら使えるのは24ビットである。他のカーネルでは同じものをイベントフラグと呼ぶ。意外に思われがちな点として、FreeRTOSで割り込み内からビットを立てても即座には反映されず、タイマーデーモンタスクに転送される。待っているタスクがいくつ起こされるか分からず、実行時間に上限を設けられないからだ。