RTOS(リアルタイムOS)
どれだけ多く処理できるかではなく、いつ処理が行われるかを保証するオペレーティングシステム。
汎用OSはスループットと公平性を最適化し、どのプロセスにもおおむね順番が回ってくる。RTOSはその逆だ。スケジューラは厳密に優先度ベースでプリエンプティブであり、実行可能になった高優先度のタスクは即座にCPUを奪う。最悪ケースのレイテンシは事前に計算できる。システムの売りになるのは平均値ではなく、この数値である。
カーネルは通常ごく小さく、タスク、キュー、セマフォ、ミューテックス、タイマーがユーザー空間なしでファームウェアに直接リンクされる。VxWorks(1987年)とQNXが長年商用領域を押さえ、趣味や IoTの分野ではFreeRTOSとZephyr Projectが主流になった。予測可能性の代償として、各タスクは予定より長くブロックしないよう書かなければならない。RTOSが保証するのは、プログラマがすでに保証したことだけである。