EMVカーネル
決済端末の中で動き、カードのICチップとEMVのやり取りそのものを実行するソフトウェア。アプリケーションの選択、持ち主の確認、暗号文の要求までを担う。
EMV仕様は数千ページに及び、それを実際にコードにしたものがカーネルだ。接触式のカードは共通のカーネルを使う。一方、非接触では各カードブランドが独自に作ったため、端末は複数を並べて搭載することになった。MastercardはC-2、VisaはC-3、American ExpressはC-4、以降UnionPayのC-7まで続く。この乱立を終わらせるため、EMVCoは共通の非接触カーネルC-8を策定した。
認証にはレベルがある。レベル1はハードウェアと無線インターフェース、レベル2はカーネル、レベル3は特定のアクワイアラと組み合わせた端末全体が対象だ。カーネルを変更するとレベル2の承認を取り直しになるため、端末メーカーは古い不具合を直すより抱えたままにすることを選びがちである。