EMV CAP
銀行カードのチップで、小型の専用リーダーを介してオンラインバンキング用のワンタイムコードを生成する、Mastercardの方式。
Chip Authentication Programは2000年代半ばに登場した。利用者はテンキー付きのリーダーにカードを挿してPINを入力し、チップがアプリケーション暗号文から導いたコードを受け取る。送金の際は、金額と受取口座もリーダーに入力でき、コードがその特定の支払に結び付けられる。Visaの同等の方式はDynamic Passcode Authenticationと呼ばれる。英国の銀行は何百万台ものリーダーを配り、Barclaysはこれを「PINsentry」と名付けた。
2009年にSaar Drimer、Steven Murdoch、Ross Andersonは論文「Optimised to Fail」で、この設計がいかに穴だらけかを示した。リーダーがPINの正誤を表示するため、盗んだカードと互換リーダーがあればPINを推測でき、モードも似通っていたので、利用者を騙して誤った内容に署名させることもできた。その後はモバイルの認証アプリがリーダーに取って代わり、リーダーは引き出しの奥で眠っている。