スティーヴン・マードック
詳細情報
- 所属
- ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(旧ケンブリッジ大学)
- 主な業績
- Chip and PINへの攻撃、Torのトラフィック分析
銀行の「安全な」カード端末に、どんなPINでも受け入れさせられることを実証したケンブリッジの研究者。
マードックはケンブリッジのロス・アンダーソンのグループで博士号を取った。2005年にジョージ・ダネジスと、Torが安上がりなトラフィック分析に弱いことを示した。1つの中継ノードに負荷をかけ、他のノードの遅延を観察すれば、攻撃者は回線がどのノードを通っているかを割り出せる。
2010年、このグループはChip and PINの基盤であるEMVに対するノーPIN攻撃を発表した。カードと端末の間に入った中間者が、何を入力されても「PIN正しい」と答え、それでもレシートにはPINが検証されたと印字される。銀行は長年、PIN検証済みの取引は顧客に落ち度がある証拠だと主張してきた。マードックはその後、不正事件の専門家証人を務め、Torプロジェクトとも協力している。