Emulate3Buttons
二ボタンマウスに偽の中ボタンを与える設定。両方のボタンを同時に押すと中クリックになる。
Xは3ボタンマウスをXerox系のワークステーションから受け継ぎ、三つすべてを使った。中ボタンは現在の選択範囲を貼り付け、多くのウィンドウマネージャはメニューを割り当てていた。一方PC用マウスは長らく二ボタンだった。そこでXF86Configのポインタ設定に Option "Emulate3Buttons" と書くと、左右のボタンを短い猶予時間内(Emulate3Timeout、既定は50ミリ秒)に押せば中クリックとして扱われた。
動きはしたが、通常のクリックのたびに、サーバーがもう一方のボタンが来るかどうか待つ分のわずかな遅延が生じた。クリックできるスクロールホイールのおかげで使う場面は減ったが、libinputは同じ発想を中ボタンエミュレーションの名で残しており、主にタッチパッドで使われる。