ElGamal暗号
詳細情報
- 考案
- Taher Elgamal
- 発表
- 1985年
- 種類
- 公開鍵暗号方式
- 安全性の根拠
- 離散対数問題
鍵交換だったDiffie-Hellmanを本格的な暗号方式に格上げしたもの。代償として暗号文が2倍になる。
1985年にTaher Elgamalが発表した。彼はその10年後、NetscapeでSSLを設計している。安全性の根拠はDiffie-Hellmanと同じ、有限群における離散対数問題で、暗号化と署名の両方を扱える。
暗号化は確率的で、演算のたびに新しい乱数が入るので、同じ平文でも暗号文は毎回違う。これは強みであり罠でもある。乱数を使い回すと秘密鍵が計算できてしまい、2010年のソニーPS3の署名が破られたのはまさにこれが原因だった。暗号文は平文の2倍の大きさになる。米国の署名標準DSAは、ElGamalの署名部分を引き締めたものにほぼ等しい。