エレファントフロー
データセンター間のレプリケーションや動画アップロード、バックアップのように、量が多く長時間続くトラフィックの流れ。対になるのは、RPC呼び出しやDNS、小さなHTTP応答といった「マイスフロー」で、帯域の大半を占めるのは象、フローの数の大半を占めるのは鼠である。
問題は、象が一頭でスイッチのバッファを埋めると、鼠に遅延の急上昇(バッファブロート)が出ることだ。DCTCP(Data Center TCP)はECNマーキングを使って象を早めに減速させる。Linuxのfq_codelやCAKEのようなフロー単位の公平キューイングは、鼠を守る。データセンターのファブリックはフロー単位のECMPを使うため、一本のリンクに象が乗り、残りが鼠向けに分散していると、そのリンクがホットスポットになる。SpotifyやNetflixの規模では、象の検出と別系統のスケジューリングが欠かせない。