バッファブロート
肥大化したネットワークバッファが、ミリ秒の遅延を秒単位に変えてしまう現象。誰かがファイルをアップロードした途端にビデオ通話がカクつく原因である。
メモリが安くなり、ルーターのメーカーは機器に大きなバッファを載せるようになった。問題は、TCPがパケットロスで輻輳を検知する点にある。大きなバッファは何も捨てず、ただ溜め込む。そのためTCPはキューが数秒の深さになるまで加速し続け、他のすべてのフローが同じキューで待たされる。
この用語は2010年にJim Gettysが命名した。対策はアクティブキュー管理で、CoDelやfq_codelはパケットを早めに捨ててキューを短く保つ。OpenWrtでは2012年から、Linuxカーネルでは3.5から利用できる。