EBU R 128
欧州放送連合(EBU)が2010年に出した勧告。放送音声をピークではなく、−23 LUFSに揃えることを定めている。
R 128以前、テレビの音声はピークで管理されていた。そのため、強く圧縮されたCMが番組本編より数dBも大きく聞こえる事態が起きていた。勧告は物差しを変えた。ラウドネスはITU-R BS.1770に従い番組全体の統合LUFSとして測定され、無音を除外するゲーティングが働く。ピークはトゥルーピークで−1 dBTPを超えてはならない。
R 128はさらに、ラウドネスの変動幅を示すラウドネスレンジ(LRA)も導入した。米国のATSC A/85も同じ測定方式に基づく。ストリーミングサービスも同じ原理で正規化しており、基準は−14 LUFS前後とやや大きめだ。こうしてラウドネス・ウォーに勝っても得るものは大きく減った。