昇華型熱転写
固形の染料を気化させて媒体に染み込ませる印刷方式。ドットが見えない連続階調が得られ、写真画質になる。
昇華型は、シアン・マゼンタ・イエロー、それに通常は透明の保護オーバーコートを載せたリボンを加熱し、染料を気体にして専用の塗工紙へ拡散させる。1ドットごとに染料の量を連続的に変えられるため、インクジェットのような「出す・出さない」の液滴と違い、網点のない滑らかなグラデーションになる。
1990年代にフォトプリントやIDカードで普及し、今もカードプリンター、スマホ用フォトプリンター、プロ向けラボに残る。欠点はコストで、リボンは画像の色の濃さに関係なく1色ずつ使い切られるため、真っ黒なページも鮮やかなページと同じだけリボンを消費する。名前の由来は固体から気体への変化であり、熱そのものではない。