ドール・フェルト
マカロニの箱から、初の実用的なキー駆動式計算機を作り上げた発明家。
ドール・ユージン・フェルト(1862~1930年)は、1885年にコンプトメーターの最初の試作機を、マカロニの箱、輪ゴム、木の棒、ホッチキスの針で作った。有名な「マカロニ箱」モデルである。設計の肝はキー駆動であることだった。キーを押して数字を入力すると、キーが下がった瞬間に機械が加算する。ハンドルを回すトーマ・ド・コルマールやオドナーの機械より、桁違いに速かった。
フェルトはシカゴでFelt & Tarrant Manufacturing Companyを興し、1887年からコンプトメーターを販売した。以後60年以上にわたって事務所や簿記の定番となり、「プログラマー」という言葉が生まれるはるか前に、「コンプトメーター・オペレーター」という職業を一つ生み出した。