Dolby Digital (AC-3)
映画館から全てのDVDプレーヤーとAVレシーバーへと広まった、Dolbyの5.1chサラウンド用非可逆コーデック。
AC-3は1992年、映画『バットマン リターンズ』で映画館に初登場した。データはフィルムのスプロケット穴の間にデジタルのブロックとして印刷されていた。コーデックはMDCTベースで、フルレンジ5チャンネルと低域効果チャンネル1つ、つまり「5.1」の計6チャンネルを数百kbit/sに収める。
1995年にレーザーディスクが採用し、その後DVDと米国のデジタルテレビで標準になった。DVDプレーヤーのデジタル出力はAC-3ストリームをそのままレシーバーへ渡し、S/PDIFをホームシアターの必須アイテムに押し上げた。ストリーミングではDolby Digital PlusやAtmosが主役を引き継いだが、この古いコーデックは今もほぼどこでも予備の音声トラックとして残っている。