Distribution(Usenet)
投稿を特定の地域内に留めるようサーバーに頼むUsenetのヘッダ。ただし世界の多くがこの頼みを無視した。
このヘッダはRFC 1036(1987年)で規定され、world、北米を表すna、usa、あるいは都市やキャンパスのローカルコードといった値を取った。地域グループの中古自転車広告がオーストラリアの帯域を食う必要はない、という発想である。各サーバーは受け入れるdistributionの一覧を持ち、隣のサーバーが求めるものだけを転送した。
難点は、フィルタリングが任意だったこと。経路上のサーバーが一台でも誤設定されていれば、ローカルな投稿は全ネットワークに漏れた。しかも多くのニュースリーダーは最初からDistribution: worldを既定にしていた。仕組み自体はプロトコルに残ったが、実際にトラフィックを地域内に留めたのはde.*のような地域階層のほうだった。