サイクロメーター
詳細情報
- 考案者
- マリアン・レイェフスキ(ポーランド暗号局)
- 開発
- 1934~1935年頃
- 種類
- 暗号解読の補助装置
- 後継
- ボンバ・クリプトログチュナ
エニグマの「指紋」を目録化するためにレイェフスキが作った装置。二組のローターを直列につなぎ、置換がどんな巡回に分かれるかをランプ盤に表示した。
1934~35年頃、ポーランドの暗号局(Biuro Szyfrów)で作られた。ドイツ側の手順ではメッセージ鍵を二度続けて送るため、六文字は実際には三文字を六つの異なる位置で暗号化したものになる。通信量が十分あれば、そこから得られる置換のサイクル構造、つまり文字がどれだけの長さの輪を作るかを割り出せる。この構造はプラグボードの影響を受けない。それが要点で、鍵の最も難しい部分を無視できたのだ。
装置は、六ステップずらして直列に接続した二組のエニグマ用ローターと26個のランプから成る。位置を回していくと、サイクルの長さをパネルから直接読み取れた。成果は、ローター順序と地上設定の全105,456通りの組み合わせの目録だった。作成に一年以上かかり、1937年に完成した。
その11月にドイツ側が反射板を交換し、目録は一夜にして無価値になった。二つ目の目録も作られたが、1938年9月に指示子の手順が変更され、この方法は完全に息絶えた。そのころにはジガルスキ・シートとボンバが主役になっていた。