CRIME攻撃
圧縮が一致に当たったとき暗号化通信が縮むのを観察して、秘密のクッキーを推測する攻撃。
2012年にフリアーノ・リッツォとタイ・ドゥオンが発表した。暗号化の前にデータが圧縮されるTLSとSPDYが標的だった。攻撃者はブラウザに、秘密のクッキーと一緒に小さな推測文字列を送らせる。推測がクッキーの一部と一致すると圧縮がよく効き、暗号化後の長さが短くなる。漏れるのは長さだけだが、それでクッキーを1文字ずつ復元するには十分だった。
対策はTLS圧縮をオフにすることだった。続編のBREACHは2013年に、サーバー側のHTTP圧縮だけで同じ手口が成り立つことを示し、問題は1層上に移っただけとなった。教訓は、秘密と攻撃者の制御できるテキストが混ざったデータを圧縮すれば、秘密が確実に漏れるということだ。