Cray-1
詳細情報
- 開発元
- Seymour Cray、Cray Research
- 公開年
- 1976年
- 種類
- スーパーコンピュータ
- 性能
- 約160 MFLOPS
配線が長くなりすぎないようにC字形にし、冷却装置のまわりにソファをめぐらせたスーパーコンピュータ。
最初のCray-1は1976年、約880万ドルでロスアラモスに納入された。形には機能があった。信号は1ナノ秒に30センチ足らずしか進まず、クロックは80 MHzだったため、機械をC字に曲げて最長の配線を短くしたのだ。ベクトルレジスタにより、一つの演算を数列全体に対して実行でき、これが160 MFLOPSに達した鍵だった。
冷却には柱の中を流れる液体フロンを使い、土台のまわりのクッション付きベンチ(実際は電源の収納部)は「世界で最も高価なラブシート」と呼ばれた。約80台が、兵器研究所、気象機関、石油会社に売れた。今のスマートフォンのほうが速いが、シーモア・クレイの設計思想はベクトルユニットの作り方に生き続けている。