スーパーコンピュータ
機械の種類ではなく「立場」の名前。その時点で作れる最速の計算資源を指す。
定義は相対的で、常に動いている。性能は1秒あたりの浮動小数点演算回数で測り、1993年から続くTOP500リストで年2回ランク付けされる。用途は50年間ほとんど変わらない。天気予報、気候モデル、構造解析、分子動力学、核兵器のシミュレーション、そして今は大規模言語モデルの学習だ。
形は一変した。かつてCrayは極めて高速なプロセッサ1つを作ったが、今の機械は数万のノードにGPUを載せ、専用インターコネクトでつないだものだ。毎秒100京回(エクサスケール)の壁は、2022年にオークリッジのFrontierが超えた。1990年代にスーパーコンピュータと呼ばれた性能は、いまやスマートフォンに収まる。
出典
TOP500