コヨーテタイム
足場から踏み出した直後でも、数フレームのあいだはまだジャンプできる猶予時間。
物理的に厳密に言えば、足が地面を離れた瞬間にジャンプは禁止されるはずだ。しかし人間の反応はフレーム単位で正確ではなく、技術的には100分の1秒遅れただけのジャンプでも、プレイヤーには理不尽な失敗に感じられる。そこでコヨーテタイムでは、キャラクターが足場を離れてからしばらく(通常3〜6フレーム)「ジャンプ可」のフラグを立てたままにする。
名前は『ルーニー・テューンズ』のワイリー・コヨーテに由来する。崖の先に踏み出しても、足場がないと気づくまでの一瞬だけ宙に浮いているあれだ。現代のプラットフォーマー設計の基本技法で、定番の教科書的事例はCeleste(2018年)。反対側の端では入力バッファリングと組み合わせるのがほぼ常で、着地直前に押したジャンプも受け付けられる。