ニー(コンプレッサー)
スレッショルド付近でのコンプレッサーの入出力カーブの形。鋭い角になるか、なだらかに曲がるかを決める。
入力レベルを横軸、出力レベルを縦軸にとると、線はスレッショルドまで一直線に伸び、そこからレシオに応じて寝ていく。ハードニーでは変化が一点で起こる。スレッショルドの1dB下では何も起きず、1dB上では全レシオが一気に効く。ソフトニーでは、たとえば6〜10dB幅の範囲で圧縮が徐々に入り、レシオも少しずつ上がる。ハードニーは締まっていて効いているのが分かりやすく、ソフトニーは自然だが効き始めの位置を正確に決めにくい。
1970年代にdbxはソフトニーを看板にし、「OverEasy」と名づけた。古い設計ではニーは設定項目ではなく部品の性質の副産物だった。バリミュー式は本質的にソフトで、リミッターは定義上ハードである。プラグインでは、今やつまみがひとつ増えただけだ。