エキスパンダー(オーディオ)
コンプレッサーの鏡像にあたるもので、すでに小さい音をさらに下げ、小音と大音の差を縮めるのではなく広げる。
レシオ1:2のダウンワードエキスパンダーは、スレッショルドより10dB低い信号を20dB低い位置まで落とす。ヒスノイズ、部屋の低いうなり、他のマイクからのかぶりは沈み、楽器本体の音はそのまま通る。ノイズゲートは同じ考え方を極端にしたもので、レシオは無限大、スレッショルド以下は完全にオフになる。
ゲートに対する利点は穏やかさだ。スネアやシンバルの余韻は途中でぶった切られず、自然に減衰できる。ピークを持ち上げるアップワードエキスパンションもあるが、主な用途は誰かがすでに潰してしまったダイナミクスを取り戻そうとする場面で、これが完全にうまくいくことはまずない。