チャド
パンチカードや紙テープから打ち抜かれた紙片。米大統領選の行方を左右した紙くずでもある。
チャドとは、パンチカードや紙テープに穴を開けたときに出る紙吹雪の総称だ。通常は受け皿に落ちて後で捨てられるが、チャドレス方式では紙片を蝶番状に一部つないだまま残し、散乱や詰まりを防いだ。
この語は何十年も業界用語だったが、2000年の米大統領選で世界的に有名になった。フロリダのパンチカード式投票用紙が手作業で数え直され、hanging chad、dimpled chad、pregnant chadといった言葉が、どの票が有効かを決めたのだ。一片の紙くずが二人の大統領候補の間に立ちはだかったことは、投票技術としてパンチカードを退役させるべき最も明快な論拠となった。