カートリッジメモリ(LTO-CM)
詳細情報
- 種別
- 非接触メモリチップ
- 導入
- 2000年(LTO-1)
- 規格
- LTO/Ultrium
LTOカートリッジの隅に埋め込まれた小型の非接触メモリチップで、テープの目次、使用履歴、エラー統計を保持している。
LTO/Ultriumのカートリッジにはどれも、ケースの隅にパッシブメモリ(LTO-CM)が入っている。ドライブ側のコイルが無線で読み取るため電気的接点がなく、20年間保管庫に眠っていたカートリッジでも読める。容量は初期世代で数KBだったが、世代を重ねて増えている。中身はカートリッジの航海日誌で、製造元のデータ、テープがヘッドを通った回数、エラーカウンター、そして何より、データが実際にテープのどこにあるかが記録されている。
要点は位置決めである。巻き始めから順に読み進めるのではなく、ドライブはチップ内のディレクトリを引いて目的の位置まで直接テープを巻く。LTFSも同じメモリを使い、テープをほぼ即座にファイルシステムとしてマウントする。前身のDDS/DATにはこれがなく、順番に探索するしかなかった。