Capitol Records v. ReDigi
2018年の米国判決。中古のデジタル楽曲は転売できない、という結論になった。ファイルを移せば新しい複製ができ、ファーストセール・ドクトリンが及ぶのは元の複製だけだからだ。
ReDigiは2011年、iTunesで買った曲の中古市場を開いた。専用ソフトがファイルをアップロードし、売り手の端末からは削除するので、同時に存在する複製は常に1つだけ、という建て付けである。これに対しCapitol Recordsが提訴した。2013年の地裁も2018年の第2巡回区控訴裁も同じ判断を下した。ファイルを別のドライブへ移すと新しい複製が作られる。ファーストセールで売れるのは自分が所有する複製であって、別の複製を作ることではない。
フェアユースの主張も退けられた。この結論は、ダウンロード版ソフトウェアのライセンス再販を認めた欧州司法裁判所の UsedSoft v. Oracle(2012年)とは座りが悪い。