Cancelbot
Usenet上で偽造したキャンセルメッセージを自動送信し、他人の投稿(多くはスパム)を消すプログラム。
Usenetでは、投稿者はキャンセル制御メッセージで自分の記事を取り消せた。ところがサーバーは送信者をほとんど確認しなかったため、誰でも何でも消せてしまった。1994年にCanter & Siegelの「グリーンカード」スパムが起きると、匿名のCancelmooseらが大量投稿を探し出して削除するボットを動かし始めた。それが正当かどうかの基準には、同じ文面が何グループに投稿されたかを合算するBreidbart Indexが使われた。
この道具は諸刃の剣だった。1995年には、alt.religion.scientologyの批判的な投稿を消すのにキャンセルが使われ、プロトコルの欠陥を突いた検閲の初期事例となった。最も重い制裁はUsenet Death Penaltyで、問題のあるプロバイダからの全トラフィックを、行いを改めるまでキャンセルした。署名付きキャンセルは後に登場したが、すべての環境には普及しなかった。