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バリウムフェライト

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-21

現代のデータテープに塗布されているバリウムフェライト(BaFe)磁性粉。化学的に安定で、数十年もつよう作られている。

BaFeは酸化物であり、それが要点である。従来のメタルパーティクルテープは微細な金属鉄に頼っていたが、鉄は時間とともに酸化(要するに錆び)して信号が弱まる。バリウムフェライトは最初から酸化済みなので同じようには劣化せず、テープの保存寿命は約30年と見積もられている。粒子を非常に小さくしても磁気的に不安定にならないため、面記録密度も高く保てる。

富士フイルムとソニーが技術を牽引し、LTOでは第6世代以降、エンタープライズ向けテープでも標準になった。テープは死んだと言われて久しいのにLTOが容量を倍々に伸ばし続けられるのは、この素材のおかげでもある。1平方インチあたり数百ギガビットという研究室の記録も、バリウムフェライトの上に成り立っている。

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