AVX
256ビットレジスタを持つIntelのSIMD命令セット。2011年のSandy Bridgeで登場した。AVX2(Haswell、2013年)で整数演算が加わり、AVX-512(Skylake-X、2017年)で512ビットに達した。
高性能計算、データ形式ライブラリ(SIMDによるJSON解析など)、機械学習のコード、コーデックのエンコード/デコードで広く使われている。無難な既定値はAVX2で、現行のCPUならほぼすべてが対応する。AVX-512は事情が込み入っていて、Intelは2020年にコンシューマー向けCPUから外し、AMDはZen 4(2022年)で採用した。電力面では、AVX-512の使用はかつて動作クロックを下げたが、Sapphire Rapids(2023年)では影響が小さくなった。LLVMやGCCなど最近のコンパイラは、可能なら自動ベクトル化でAVXを生成する。