エイビ・ウィグダーソン
詳細情報
- 所属
- プリンストン高等研究所
- 主な業績
- NPに対するゼロ知識証明、GMWプロトコル、非ランダム化
NPに属するどんな命題も、それ以外を一切明かさずに証明できることを示し、2023年にチューリング賞を受賞したイスラエルの計算量理論家。
1986年、ウィグダーソンはOded Goldreich、Silvio Micaliとともに、ゼロ知識証明が一部の選ばれた問題だけでなくNPのすべての問題に存在することを示した。翌年にはGMWプロトコルが生まれた。複数の当事者が、互いに入力を見せずに関数を共同で計算する一般的な方法である。1988年にはBen-OrとShafi Goldwasserとともに、情報理論的な安全性を持つ版を示した。
ただし研究の大半は、計算における乱数の役割、つまりいつ必要で、いつ決定的な構成に置き換えられるかを扱っている。この流れにより、László Lovászと共同で2021年のアーベル賞を受け、またチューリング賞も受賞した。その授賞理由には、応用の一つとして暗号が挙げられている。