Atbash
アルファベットを逆順に読む暗号。最初の文字が最後に、2番目が最後から2番目に、というように置き換える。鍵は一切ない。
ヘブライ語の換字式暗号で、アレフをタウに、ベトをシンに入れ替え、残りも同様に鏡写しにする。名前はこの4文字をつなげたものにすぎない。エレミヤ書に登場し、「シェシャク」がバビロンを指している。ラテン文字に移せば、AはZに、BはYになる。
この暗号は対合(involution)で、同じ操作が暗号化と復号の両方になる。鍵がないので、秘密は方法そのものだけで、それは2500年前から公開されている。聖書の中では、保護というより言葉遊びや婉曲として機能した。そしてそれが、この暗号の昔から変わらない用途のすべてである。