IT用語集 › チャット & SNS › Artifex v. Hancom

Artifex v. Hancom

Svenska → 更新: 2026-11-01

2017年の米国の訴訟で、GNUライセンスが単なる著作権上の許諾ではなく、拘束力のある契約として成立しうると裁判所が認めた事件。

ArtifexはGhostscriptをデュアルライセンスで提供している。ソースを公開する者はGNUライセンスで無償、公開したくない者は有償、という二本立てだ。韓国のHancomは自社のオフィスソフトにGhostscriptを組み込みながら、そのどちらも実行しなかった。しかも、GNU GPLの下で使っていると自ら公言していた。

Hancomは「誰も署名していない」として訴えの却下を求めた。しかし北カリフォルニア地区連邦地裁のJacqueline Scott Corley判事はこれを退けた。ライセンスには利用をもって承諾とみなす旨があり、Hancom自身の発言が十分な証拠になるというのである。これによりArtifexは、著作権侵害に加えて、商用ライセンス料に相当する契約上の損害賠償を請求できることになった。同年に和解したため先例としての重みは限定的だが、その論理はよく引用される。

← 用語集に戻る