ARC(自動リレー計算機)
詳細情報
- 作成者
- アンドリュー・ブース、キャスリーン・ブリテン
- 公開
- 1948年
- 種類
- リレー式コンピュータ
- 所在地
- ロンドン大学バークベック・カレッジ
バークベック・カレッジの地下室で二人が作ったリレー式計算機。マンチェスターやケンブリッジの費用のほんの一部で、ほぼ同じ早さで完成した。
アンドリュー・ブースは結晶学のためにフーリエ和が必要で、誰かが作ってくれるのを待たず、自分で機械を作ることにした。ARC(Automatic Relay Computer)は1948年に稼働した。リレーを使ったのは、安価で入手しやすかったからだ。電子式の機械なら桁違いの資金が必要だった。資金を出したのはゴム産業の研究協会で、彼らが欲しかったのは結晶構造であり、コンピュータを注文したわけではなかった。
1947年にブースがプリンストンのフォン・ノイマンを訪ねた後、機械はプログラム内蔵方式に改造されてARC2となり、ブース自身が設計した回転式磁気ドラムメモリを備えた。キャスリーン・ブリテンが、一般に最初のアセンブリ言語とされるものを書いたのは、この機械上である。電子式だったマンチェスター・ベイビーが一番乗りと見出しをさらい、ARCは遅く、洗練されておらず、十年足らずで忘れられた。一方、ドラムはその後15年にわたって標準的なメモリであり続けた。