Apollo Display Manager
詳細情報
- 開発者
- Apollo Computer
- 公開
- 1981年
- 種別
- ウィンドウシステム
1981年のApolloのワークステーションに載ったウィンドウシステム。Xにもマッキントッシュにも3年先んじており、すべてのウィンドウがテキストバッファへのビューで、エディター、シェル、ウィンドウ管理が同一のプログラムだった。
Apollo Computerは1980年にウィリアム・ポドゥスカが創業し、翌年にDN100を出荷した。ビットマップ表示とマウスを備えたネットワーク対応のワークステーションで、独自のOSであるAegis(後にDomain/OSと改称)の上に作られていた。その顔がDisplay Manager(DM)だ。画面はウィンドウに分割され、各ウィンドウの背後にはパッドと呼ばれるスクロール可能なテキストバッファがあった。編集中のファイル、シェルウィンドウの出力、メニューなど、何でもパッドになりえた。同じキー操作がすべてを編集でき、コマンドウィンドウからコピーしてファイルに貼り付けるのは、他のシステムが追いつく10年前から当たり前だった。
DMは別のクライアントではなくOSの一部だったので、差し替えるものも、方針をめぐる議論もなかった。ノードはApollo独自のトークンリングに接続され、ネットワーク上のサーバーを使ってディスクレスで動けた。X11が登場するとApolloはDMと並べてXサーバーを出荷し、1989年にHPが同社を買収すると、系譜はHP VUEに流れ込んだ。ベンダーごとに独自のウィンドウシステムを持ち、やがてXに降伏するというパターンは、DEC、Sunなどでも繰り返された。