ANSIアートはコードページ437の文字、つまり全角・半角ブロック、濃淡パターン、罫線を使って描き、端末がその場で解釈するANSIエスケープシーケンスで着色する。色は16色、場合によっては点滅もあるが、文字のグリッドより細かい解像度はない。1980〜90年代のBBSでは、ログイン画面、メニュー、グループの署名の標準だった。
この技芸を軸にアートグループが生まれ、ACiDとiCEが特に有名で、数百枚の画像を収めた月次の「アートパック」を出していた。ANSIは素朴なASCIIアートのカラー版にあたる。Webが BBSの役割を引き継ぐと、実用品ではなく懐古の手仕事になった。