Zuse S1
詳細情報
- 作成者
- Konrad Zuse
- 公開年
- 1942年
- 種類
- 専用リレー式コンピュータ
- 顧客
- ヘンシェル航空機製作所
- リレー数
- 約600
Konrad Zuseの忘れられた機械。たった1つの仕事、滑空爆弾の翼の較正のために作られたリレー式コンピュータである。
番号付きのZシリーズの合間に、Zuseはヘンシェル航空機製作所向けに2つの専用設計を作った。1942年に完成したS1の仕事は1つだけで、Hs 293滑空爆弾の翼面の補正値を計算することだった。この作業は、それまで工場の現場で部屋いっぱいの人員を拘束していた。リレーは約600、配線は固定で、他の計算をする能力はない。汎用機ではなく生産ラインに組み込まれた道具であり、Z3の正反対にあたる。
後継の1943年のS2が、この話を語るに値するものにしている。計測器に直接配線されたアナログ-デジタル変換器を備え、機械は翼そのものを読み取って、人が数値を打ち込むことなく計算した。そのため、S2はプロセス制御コンピュータという言葉が生まれる約10年前の、最初のプロセス制御コンピュータの有力な候補となる。両機とも戦争で失われ、Zuseは何も得なかった。自分が所有する設計ではなく、顧客のための請負仕事だったからである。