イェフゲニー・ドディス
指紋のようなノイズのある情報源から安定した鍵を取り出すファジー抽出器で知られる、NYUの暗号学者。
同じ指紋でも、読み取るたびに結果は少しずつ違う。ところが暗号鍵は1ビットの反転も許さない。2004年、ドディスはLeonid ReyzinおよびAdam Smithとともにファジー抽出器の枠組みを発表した。何も明かさない公開ヘルパー文字列を使い、近似的な読み取りから毎回まったく同じ鍵を復元する。拡張されたジャーナル版ではRafail Ostrovskyが共著者に加わった。
ほかの研究の多くは、質の悪い乱数、情報漏えい、そして暗号プリミティブが保証の範囲外で使われたときに何が起きるかを扱っている。2018年にはinvisible salamandersの論文を共著し、AES-GCMが暗号文を単一の鍵に結びつけないことを示した。Facebookの暗号化メッセージ向け不正報告の仕組みが、暗黙のうちに前提としていた性質である。