XPde
Windows XPを画素単位で真似た、2002年のLinuxデスクトップ環境。スタートボタンも青いタスクバーもそのまま。
José Leónが独自のウィンドウマネージャーとともに作ったXPdeは、Linuxに移行するはずだが違いには気づきたくない人々のためのものだった。スタートメニュー、マイコンピュータ、コントロールパネル、Lunaテーマの丸いタイトルバーはすべて揃っており、スクリーンショットを並べても見分けにくいほど忠実に描かれていた。開発に使われたのは、BorlandがDelphiをLinuxに移植したKylixで、GTKかQtかで二分される世界では珍しい選択だった。
プロジェクトは短命だった。BorlandがKylixを見限り、数年のうちに開発は止まった。発想はほかのWindows風デスクトップに受け継がれたが、XPdeは、デスクトップは新しくあるべきか、それとも馴染みのあるものであるべきかという古い問いの、最も極端な例として残っている。