XKB
X Keyboard Extension。元になったウィンドウシステムより長生きしたキーボード配列の仕組み。
X11の基本プロトコルにあったのは、キーコードをシンボルに対応づける単純な表だけで、編集には xmodmap を使った。これでは複数配列、デッドキー、第3レベルの文字が必要な言語にはうまく対応できない。XKBは1994年のX11R6で登場し、複数配列のためのグループ、キータイプ、そして機種・配列・バリアント・オプションで設定を記述するルールデータベースを加えた。例:setxkbmap -layout se -option ctrl:nocaps。
ファイル形式の読みにくさは有名で、配列をゼロから書いて後悔しなかった人はほとんどいない。それでも十分に実用的だったため生き延び、Wayland のコンポジタもlibxkbcommon経由で同じデータベースを読んでいる。ただしキーコードは今も8〜255に制限されており、これは基本プロトコルの名残で、一部のマルチメディアキーがXプログラムにまったく届かない原因になっている。